整形テキスト

投稿者: | 2020-12-24

メールは未だに、特定の文字数の箇所で強制改行する形式が普通である。半角70字くらいが一般的で、1行の長さがそれを超えると、そこで改行して整形しなければならない。たいていはメーラーなどがそれを自動的にやってくれるのであるが、GmailのWebクライアントなどは長い行のままで送信してしまう。
送信してしまっても最近はたいてい相手方のほうで困るようなことにはならないので、基本的にはそれでいいのではないかと思ってしまう。
かつては、そういう長い行のテキストは敬遠されていた。普通のテキストファイルの文章でも特定の所で強制改行を入れるように整形したテキストが推奨されていたような頃もあった。折り返し表示が上手くできない環境でテキストを表示するのにはそうするしかないからなのだが、これをしてしまうと、後からそのテキストを修正したりする場合に大いに困ることになる。言わずもがな、修正を加える度に改行のお陰で次の行に数文字だけの状態の行が出来てしまったり、逆に文字数の少ない行が発生したりする。これを後から一々修正するのはとにかく大変である。折り返し表示をしないと、長い段落にとっては大変に面倒なことになる。
高機能なテキストエディタにはたいてい、一定文字数で強制改行を入れて整形するコマンドが備わっているが、これを元に戻す連結機能まで備えている物というのは中々ない。マクロで実現可能という場合はあると思われるが。
メールテキストとの連携としては、他にも引用符を付けてコピーをしたりするような機能もあったりするし、それが整形と併せて機能するような物もあるのではないかと思う。
メール本文から持ってきたテキストを元の連結テキストに戻す作業をするのに、そういうコマンドが必要になる。