しばらくここに何も書いていないと、何かを書いた方が良いのだろうという気持ちになる。日曜の晩だからというのもあるのか無いのか。
さて、データをUSBメモリに保存した場合、それを持ち歩く可能性は結構高い。そもそも、持ち歩く為にあのような小さな媒体に保存するという場合が多い。
ただ保管しておくだけなら良いが、そういう場合は中身を簡単に第三者に読み取られないようにする何らかの工夫が必要だと思う。
有名なメーカーなどの一般的なだいたいの製品には暗号化ソフトがバンドルされていたりすることが多く、無論それを使って出来るのだけれど、正直なところ使い勝手が悪い。
一つ二つの少ないファイルを暗号化する程度ならそういうソフトウエアで十分なのだが、USBメモリもそれなりに大容量であって、それなりに大容量、あるいは多数のファイルをそこに保存するという事もあるだろうから、それが便利に出来無いとならない。
一番良いのは、USBメモリのハードウエア暗号化で、そういう仕組みが備わっているとだいたい最初にPCに接続した段階での操作だけで、あとは普通にフォルダにファイルを保存するような感覚で使う事が出来る、そういうものである。
しかしながら、法人向けならそういう製品もあるが、個人向けにはほとんどそういうものが無い。また、あっても結構高価だ。基本的にそのまま保存してそのまま読み取れてしまうという単純な機構のものばかりなのである。
かつて、BAFFALOの製品には領域を暗号化するようなソフトが添付されていたが、今は道なのだろう。市販ソフトではその類いのものがあるのだろうけれど、そういう暗号化ソフトでオープンソースやフリーで、それなりにシェアがあって安心して使えるというものがほとんどない。
暗号化の仕組みで大量に容量が少なくなるのも困ったものだし、使うパソコンにソフトウエアを常駐させておかなければならないようなものも困る。何もインストールしなくてもその媒体のみで暗号化と復号が解決できないとならない。
あくまで理想だが、そういうものがない。