VAIOのWindows 7の頃から、リチウムイオンバッテリーの延命のために充電閾値の最大値を50%に設定している。VAIOの用語では超いたわりモードというそれだ。
Windows 8.1のThinkPadでは、それ以前のWindowsのそれに搭載されていた省電力マネージャーでの充電閾値設定が自由にできないらしい。一説ではWindows 8.1の充電管理が十分な機能になったので、あえてそういうコントロールをさせないように仕様が変更されたとも言われているが、それでも満充電や過放電がバッテリーには良くないということに変わりは無いように思えるし、ドックに載せて使うのがメインな自分の環境では常に100%に鳴ってしまう。なんとかコントロールできないものかと調べると、次のサイトでレジストリにそれを設定できるキーがあるようなのが解説されていた。
これによると、
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Lenovo\PWRMGRV\Data」
の中の「ChargeStartControl」「ChargeStartPercentage」に10進法で下限値%を、「ChargeStopControl」「ChargeStopPercentage」に10進法数値で上限値%を設定できるようなのだ。初期値は「0」で、この状態だと上限100、下限0であるようで、つまりは放電と満充電を繰り返す。
試しにやってみると、やはりその通りにコントロールができるようになった。「Lenovo Settings」にもこのサイトにあるような感じで、何%で制限されています、というようなメッセージが表示されるようになる。
設定のインターフェースが公式なツールに無いのは不安もあり、無論レジストリなので自己責任ということになるが、ひとまずこれで目的のことは果たせそうなのである。
ただし、一旦閾値を超えてしまっている状態では、その閾値以下に放電する必要があったりするし、内蔵バッテリーと取り外し可能なバッテリーとの調整もあるので、相変わらずそのコントロールは難しいところはある。