秀丸の知名度

投稿者: | 2020-10-24

秀丸エディタの知名度は高い。多分、テキストエディタというものを知っている人では秀丸を知らない人は居ないと言って良い。
その理由の一つは、Windows 3.1の頃から既に定番化していた老舗アプリケーションであるからである。まだVer 1.xの頃、おそらく当初はインターネットではなくパソコン通信を通じて普及していたと思われる。
MS-DOSの頃には、MIFESやVZ Editorが有名でテキストエディタの礎を築いたと思われる。何れも市販アプリケーションで、MIFESは現在もあるが、VZはWindows版への移行が行われず、後継のものとして登場したのがWZ EDITORである。そのWZも、秀丸よりは後発であるものの同様に老舗の部類に入るのであるが、知名度という点では秀丸の方になるのではないかと思う。
自分はWZのほうを主で使っているが、たとえばWebで検索をしてみても公式サイト以外有益な情報にたどり着けることはほとんどない。情報がないか、あっても古い。古いVersionの情報だと、WZはVersion毎にだいぶ変わってしまっている部分が多くて役に立たない。ユーザが作ったマクロに関してもそれは顕著であるが、尤も、WZくらいになるとマクロを使わなくても困るようなことはないほど機能は充実している。
一方の秀丸は、WZとは比較にならないほど様々な情報がある。古い情報もあるにせよ、秀丸は仕様の大きな変更が少なく、古くても今でもだいたい応用できるし、ユーザが作成して公開してくれている豊富なマクロもたいてい問題なく動作する。秀丸に関して検索をすると、とにかく情報はたくさんある。Webの情報以外でも、僅かながら書籍もある。WZは過去に半公式のマクロマニュアルのようなものが発売されていたが、今はないし、その当時のマクロとは仕様が変わっているようで多分もう使えない。