一眼レフ

投稿者: | 2007-06-20

その昔、もうかなり昔だが、譲り受けて一眼レフを使っていたことがある。無論フィルムカメラである。
写真についての基本の基本、程度は、その時に色々と覚えた。数年使ったが、カメラそのものが重く、写真を撮る為には毎回フィルムを購入しなければならなかったし、撮影した結果はいちいちDPEに出して仕上がりを待たなくてはならない。フィルムカメラである以上は当然のことではあるが、いつしかそれが煩わしくなったりして、収納したままになった。

どうしても必要なときは「写ルンです」で、というしばらくのカメラ・ブランクがあって、8年ほど前からコンパクトなデジタルカメラを使いはじめた。いちいちフィルムも買わずに済み、写真をPCに取り込んで加工できるという点、DPEが不要という点などが面白くてあれこれ撮ったが、当初のはせいぜい100万画素、起動も記録も低速で、ズームもデジタルのみで2倍程度というもの。やはりしばらくして使わなくなり、そのうちに携帯にカメラが搭載される時代になってきたので、必要なときはそれで撮るという時期もあった。

それでもやはり、そもそもそういう機械モノ好きな点があり、コンパクトデジカメも500万画素を超えて高画質になってきた頃から再び興味が出始め、好んで乾電池駆動式のものを使ってみたりしているが、どうしてもコンパクトカメラの域を出ず、主に画質や拡張性の点での不満はあった。

そういう訳で、このたび安価帯・小型のモノではあるがデジタル一眼レフを入手。EOS kiss Digital Xだ。小型とは言ってもやはり一眼レフは大きく重い。「撮る」と構えて出かける時以外は、気軽に持ち歩くという訳にはいかないという感じがしつつ、特に動作速度面でのコンデジとの違い、画質の違いを楽しんでいる。