一太郎とATOK2022

投稿者: | 2022-02-11
一太郎2022

毎年更新している一太郎とATOKを、今年も最新の2022にした。
新機能の追加なども当然にあるが、これまで使っていた機能などは引き続き使えるので、そこに問題がないか確認するのが毎回の更新時である。
今回一番変更になるのはATOKのほうで、これまでの買い切り型からサブスク型のATOK Passportに変更になる。ATOKというアプリケーション自体は同じなので、その部分は通常のバージョンアップということで変更点と影響の確認ということになるが、今後のライセンス運用に課題がある。

ATOK Passportでは、一太郎付属の買い切り型と比較すると使える端末が10台までに増える他、クラウド辞書などのクラウドサービスがフルに使えるようになる点がグレードアップと感じる点である。
一方、今回の一太郎2022に付属のATOK Passportでは、利用期間がきっかり1年間のライセンスであるので、Webで有効化作業を行った時点からそのきっかり1年で使えなくなる。

今回2022年2月10日に有効化をすると、その期限は2023年2月9日であるのでその日以降はATOKが一切使えなくなるらしい。継続するには、ATOK Passportの通常の年間か月間ライセンスに切り替える必要がある。
来年2023年も同様に一太郎の新版として一太郎2023がリリースされ、それにATOK Passportが1年分付属してくると仮定しても、発売日として想定される2023年2月10日までに新製品を入手して、新しいライセンス有効化の手続をしなければ、ATOKが使えない日が生じてしまい、その穴埋めのためには通常のライセンス取得の手続、切替処理をしなければならないと思われる。

これの対策のためには、一太郎2022は一太郎だけインストールして、しばらくATOKは従来のものを使い続け、適当な時点で一太郎付属のATOK Passportに切り替えると、次のライセンスへの余裕が生まれる。今既にATOK Passportのライセンスを持っている場合でも、そのライセンスが切れた時点から一太郎付属のに切り替えることもできるが、今回付属のものは2023年8月までに有効化しなければならない期限付きでもある。
つまりは、そういうライセンスの運用が難しい。

自分はそれを知りつつ、あえて発売日に有効化してしまったので、来年もその日までに一太郎付属ライセンスを入手して手続をするかどうにかしないとならない。日をずらして有効化したとしても、今年来年はともかく、どこかで不都合が生じる気がしている。

https://www.justsystems.com/jp/users/ichitaro/atok-passport/guide/#trouble

そのような点が最も気になるところであるが、それでもやはり新しい一太郎、ATOKは年々快適になっていく。
カスタムATOKは、一太郎にも少し前から同様の機能として一太郎オーダーメイドがあるが、設定項目が多くてどこをどうしたら良いのかわからない場合に便利である。既にそういう設定をしてある場合も、今後の設定変更に備えられる。

パッケージ製品として、紙のマニュアルが付属してくるのは嬉しい。PDFのマニュアルは製品そのものと共にインストールされるが、画面上ではやはり見にくいので、印刷された物が欲しい。
一太郎のは、冊子のマニュアルからインストールに関するページを省いたものがPDFになっている。一太郎2021までは、ATOKのページもあったのに、2022からはATOKのページはなく、ATOKはPDFのみである。

また、無論マニュアルは全機能網羅はしていない。ここにない機能についてはヘルプを参照するしかない。