このところは単体の記事での更新ではなく、ある程度書きためてから更新することにしている。記事数が増えすぎてDBに負荷がかかるのではないかと思ったりもするためである。
結局は後で記事を検索できれば良いので、こういう形式でも基本的には問題ない。
WordPressもそれに対応できるような仕組みにはなっている。
PCでの音声
考えてみると以前から、音をきちんと聴くには、耳の近くで外の音の影響を受けずに聴けるヘッドホンが最良だと思っていたのだった。より自然にスピーカで同様の効果を出すには、それなりに大きな音を発しなければならないし、そういうセッティングにするにはずいぶん高価な物でなければならず、専門的にそういう環境を構築できるような場合ならともかく、普通の人が手軽にいい音を聞く為には、ヘッドホンが必要とは思っていた。
ただし、その時点では間に合わせ程度のヘッドホンかイヤホンくらいしかなく、特別な拘りというまでには至らなかったのである。どうしてもヘッドホンは有線のものであるので、その取り回しがネックになった。定位置でしか使わないとしても、それでも、どうしてもそのケーブルが良くないのと、ヘッドホンもイヤホンも装着した時に体音が聞こえたり、圧迫感があったりと、慣れない。
PCでいい音を聞くためにということで、結局はイヤホンやヘッドホンよりも自然にスピーカだろうということで、あるときからSONYのパワーアンプ付きのPC用スピーカーをしばらく使い、やがてもっと良い物と求めてBOSEのスピーカを使うようになっていたのである。
小さくても質感の高い低音の響きが心地よく、今でも基本的にはこのBOSEのスピーカーを使っているが、世間はスマホで音楽を聴くのにワイヤレスなイヤホン・ヘッドホンが当たり前になってきて、昔はWALKMAN用でしか使ったことがなかったノイズキャンセリングの機能も普通になってきていた。
ワイヤレスは遅延が絶対にあるはずなので、動画の音声を聞くには不都合だろうという思いから、それにはずっと手を出さずにいたが、外への音漏れ防止にはやはりイヤホン・ヘッドホンが必要であるし、Bluetooth機器の接続もWindowsで安定して使えるのを知ったので、ワイヤレスの試しとして完全ワイヤレスのイヤホンを使ってみる。遅延も体感できるほどでもなく普通に使えることを知ったので、さらに結局はノイズキャンセリングのSONYのハイエンド機を導入するに至ったというわけである。
イヤホン・ヘッドホンの不利な点はまだ完全には解消されていないと思えるものの、スピーカで音を聴くより繊細で、ハイエンド機ともなれば圧迫感も少なく、長時間使用は困難な面はあるが、それでもいい音を聞くためにはスピーカに加えてこういう環境も必要だと十分に実感できるものである。
接続の安定性、バッテリーの持ちも十分で問題なく、今後もスピーカで音を聴くのが基本としても、よく集中して聴きたい時などはこういうイヤホンやヘッドホンを使う場面がずっと増えそうな気もしているのである。
余談だが、自分はこれまでずいぶんSONYの製品を導入してきたと思う。ラジオもテレビもSONYである。ブルーレイレコーダもSONY、一時期PCもSONYのVAIOで、ICレコーダももちろんSONY、ハンディカムもSONYのを使った。ケータイもSONY(エリクソン)の製品を何機種も使ってきた。ヘッドホンやイヤホンもSONY、PC用のスピーカーもSONYを使った。ネットオーディオ、WALKMANも数台、写真に位置情報を付加するためのGPS端末もSONYの製品を使ったりした。
全ての分野でSONYというわけでもない。Cyber Shotやαシリーズなどのカメラは、自分では使ったことがないが、それでもそれなりに多くSONY製品を選んでいる。今後はスマホもSONYのXperiaを選ぶかというところである。
WordPress 6.2
WordPressのメジャーアップデートで6.2に更新した。
これとは直接関係ないと思うが、以前にBackWPupでエラーが発生して無効化していたのでプラグインはそろそろ自動的に修正されているだろうと思ってそのまま有効化をしてみたのだが、これはやはり修正されていない状況で、同じようにエラーが発生してWPに正常にアクセスができなくなってしまった。
メール通知に基づいてセーフモード的なモード状態にログインし、このプラグインを無効化、実際には一旦削除して再びインストールすると正常に動くようになった。
さてその、6.2にはその後の作業で正常にアップデートは完了した。少なくともテストサイトでは問題が無かった。ところが本番環境の方ではサイト構築が満足にされないのか、管理画面においての操作は問題が無いのだがサイトにアクセスすると500エラーが出て表示されなくなってしまった。
思い付くような要因はなく、.htaccessも初期化的してみてもうまくいかず、色々やっているうちに、テーマを別のにしてみたら表示されたり、元に戻しても表示されたり503エラーになってしまったりを繰り返す。
明確な理由も思い当たらず、当初にも似たようなことがあって、その際には管理画面にすら満足にアクセスもできなくなって、再構築した経験もありつつ、今回もまたそういう再構築か、適当にやっているサイトなので、もうやめようかとも思っている内に、翌朝になって見てみれば正常に動作をしていて、元に戻したこのテーマの簡単なカスタマイズも特に問題なくできるようであるので、引き続き様子を見ることにした次第である。
この種の、サーバにインストールするプログラムはWordPress以前にMovableTypeで経験済だが、こういうものは自分できちんと管理や必要なメンテナンスができなければならない。それができなければ、サーバでの運用は難しいのである。
構築にもメンテナンスにも時間がかかるが、その分自分で自由にできたりもするので、そういう面白みとか楽しみもある。その辺のバランスを受け入れられるかどうかが、こういうプログラムで運用していけるものなのかどうかに関係してくるのである。
無刻印での打鍵
HHKBを使うに至った際に、無刻印モデルがあるのを知ってはいたが、初めてのHHKB、初めてのUS配列で無刻印モデルを選ぶには至らなかった。
その後、HHKBを経てRealforceの標準的な配列をずっと使うようになり、このHHKBの打鍵感がどうにも堅い感じがして使いづらいような気もして、もうHHKBは使わずに今後はずっとRealforceかと思っていたのであるが、Type-Sハイブリッドの評判も良いので2台目のHHKBとしてはこの無刻印モデルにしてみたところである。
結果的には、問題なく使えている。アルファベット部分の打鍵については完全にブラインドタッチができるが、数字や記号は怪しく、どうかと思っていた部分はあるのだが、基本的にその辺はさほど問題なく、無刻印のキーボードが使えている状況である。
こういう無刻印キーボードを使う人は、単にHHKBを好んで使う人も多いと思うが、その中の大部分は文章書きがメインの作業ではなく、コーディングなどの理系作業が中心という人が多いような気がするのである。
HHKBは、どちらかというと理系関係の業務をする人にユーザが多いイメージがある。Realforceも基本的にはそうかもしれないが、理系に拘らずに文系作業が中心の人などにあっても、あるいは高速な打鍵を競うタイパーの人たちがRealforceを好んで使っているというようなイメージがある。
HHKBは無線で使っていて、つまりはバッテリー駆動であるが、この単三電池の持ちはそれなりに良い。言うほどこのキーボードで打鍵していないという面もあるが、それでも随分正常な状態で使えている。
バッテリーが消耗してくると、接続が不安定になったり、チャタリング的なことが発生したりする場合もあったりするので、その辺は見計らってバッテリーを交換する必要があるというものである。
BOSE
BOSEという音響メーカーは、ずっと以前から知っていた。店舗やカーオーディオなどのスピーカーにあるロゴで、それで多分知ったのだったと思う。
ただ、もちろん特別そういう製品やスピーカに興味はあったとしても購入する機会などはなく、そういうブランドがあるのだとだけの知識ではあった。
だいぶ前に、ヨドバシの店頭で、PC用のスピーカはこれが究極だというコピーで展示されていたBOSEのスピーカを見た。それはComputer Music Monitorのスピーカで、PC用のアクティブスピーカとしては価格は高かったが、専門のメーカーのブランドだから、そのくらいするのだろうとは思った。
しばらくそれを購入はできなかったが、もっと廉価なBOSE製品スピーカー、Companion IIもあって、それを購入し、それがBOSE製品との最初の付き合いである。廉価とはいえ、PC用のスピーカーで1万円を超えるものであって、それまではそんな価格帯のものは使ったことがなかったので、十分に良質に音色で、それでBOSEのスピーカは気に入った。
やがて機会があって、シルバーのモデルに加えてブラックのモデルも出たComputer Music Monitorをついに購入。これだけ小さいのに十分な低音の響きが発せられることに感動し、このスピーカは今でもPCに接続して使っている。
これまで、BOSE製品はその二つで、その後にリリースされたCompanion 20も結局は購入せずに過ぎて、時代はそういうスピーカではなく、Bluetoothのポータブルスピーカなどが主流になってきているところ、時々BOSE製品のイヤホンを使っている人をみかけたりもして、どのようなものかとも思うようになっていた。
先日、所有するBOSE製品としては3つめになるBOSE Quiet Comfort 45モデルのヘッドホンを購入した。先に所有しているSONYのヘッドホンがあまりにも良かったので、比較してみたくなったのと、別のPCと使い分けるためにあると良いと思ったからである。
比較では、自分の感覚でしかないが、SONYのほうが低音寄りのサウンドになっていて、BOSEのほうが繊細な音の再現性が良いようにも感じられた。
いずれも、スマホアプリはない環境でPCで聴くためではあるが、イコライザーなどの補正はしていない。SONYは多機能である分、万人が聞きやすいような調整がしてあって、あとはそういうソフトウエアで好みの調整ができるようになっているのかとも思う。
だがよく考えてみると、普段聴くPCの音源は全てBOSEのスピーカで聴いているのだから、同じメーカーのBOSEのヘッドホンの音調が自分に合っているのは言うまでもなく、そのほうが好みということにもなるのかもしれない。
ヘッドホンとイヤホン
ヘッドホンもイヤホンも昔から有るが、ずっと以前は普通に音楽などを聴くのはヘッドホンで、イヤホンは音声のモニターやラジオを聞いたり、あるいは外出時に音を聴いたりするような、簡易なものというイメージが強かった。
WALKMANの時代を経て次第にイヤホンも、耳に直接装着するのでより繊細な音を聴けるということがあるのか、イヤホンもノイズキャンセリングなど高度な機能を備えたものが出てくるようになった。
スマホの時代になれば、有線のイヤホンの時代を経てもうワイヤレスのイヤホンは基本と言うことにもなってきた。
自分も当初はそんな考えであったから、PCの音を聴くのでもあるいは何らかの再生機器から音楽を聴くのでも、スピーカ以外では基本的にはヘッドホンなのだろうという思いはあった。ずっと昔のラジカセの時代は、SONYのWALKMAN用かと思えるヘッドホンを使っていたし、その後のオーディオの時も、SONYかあるいはKENWOODかの、また別のヘッドホンを使っていた。
しばらくそのヘッドホンを保持していたが、イヤーパッドの部分がボロボロになって使わなくなり、それからもう一機種を使ったかどうか、その後地デジテレビでDVDやBDコンテンツを視聴するのに、オーディオテクニカのヘッドホンを購入した。ただ、それは実際さほど使用する機会はなくテレビ台の下で保管している。
もちろん生産は終了しているようで、本体に表記がなく永らく型番がわからなかったが、ATH-WS70で定価13200円のもの、2009年12月に発売されたらしく、自分は2010年頃に購入したような記憶なので、おそらくこれと思われる。今でも普通に低音が効いて使える。さほど悪くないものである。
一方のイヤホンは、ラジオを聞いたりするのに使った記憶もあるが、それ以外の機器の音を聴くのに使い、すなわち音楽を聴くためには、当初はほとんど使うことがなかったように思う。
おそらく、MP3などデータを聴くWALKMANになって初めて、イヤホンをそういう用途にも使うようになり、やがてWALKMANを乗り換えたときの付属イヤホンで、ノイズキャンセリングの機能も加わった。
イヤホンにも高級な品があることも知り、純正以外のものも少し試したいとオーディオテクニカの製品も購入したし、あるいは別のSONY製品も購入したように思う。それらのイヤホンは、時にPCの音を聴くのにも使っていたが、使用する機会は少なかった。
オーディオテクニカのものはATH-CKS90で、これも13200円の定価、革製のハードケースが付属しているのが良い。2010年4月発売とのこと。保管してあるが今でももちろん機能する。
また、SONYの製品はMDR-E888(LP)のような型番のものと思われ、純正のかどうかはわからないがこれも小さなケースに入れてある。今でも使えるとは思うが耳に装着する部分は汚れている。当時の価格は8000円くらいだったもののようである。
最近になって、別記事でも書いたような完全ワイヤレスのイヤホンからヘッドホンを、PCの音を聴くためのツールとして使うようになったが、遅延の心配や、スマホメインの世の中ではPCは肩身が狭い思いもあって、PCにおいてイヤホン・ヘッドホンというインターフェースは、言うほど使わずにきたものである。
外に音を漏らさずに聴くためと、繊細な音を楽しむためには、これらのものは必須でもあり、使う機会は多くないとしても必要なものであるという認識に立つと、やはりそれなりに良い物が使いたくなるというものである。
イヤホンは、装着時に体音が聞こえたりして不快であったので、やや避けてきた。ヘッドホンは、音漏れがあるのではないか、あるいはヘッドバンド部の締め付けが強くて眼鏡を掛けながらだと押しつけられて痛いなど、機構上の特徴もあり、基本はそういうストレスの少ないスピーカーに頼ってきた。
ただイヤホンも製品によっては装着時にそういう不快な音も気にならなかったり、ヘッドホンも装着感がソフトなものも、ハイエンドになればそういう長時間使用も考慮されているので、きちんとしたものは快適に使用することができる。
また最近のワイヤレスヘッドホン・イヤホンなどは、マイク機能を備えているものも多く、チャット、Webミーティングなどにもそのまま、ヘッドセットとして使うことができるのは便利である。マイクは普通ではチャットをすることくらいにしか使わないが、ノイズキャンセリングのヘッドホン・イヤホンでは外音取り込みのために重要な部分でもある。
モニター、キーボード、マウスと合わせて音響関係のインターフェース機器もPCの周辺機器においては重要で、健康的な作業をしていくためになるべく良い物を選ぶ必要がある。
PCにおいてイヤホンかヘッドホンかということになると、好みもあると思うが、自分はややヘッドホンのほうが用途と感覚に合っている気がした。