http://www.microsoft.com/japan/hardware/keyboard/bnp.mspx
Microsoft社製のテンキー。
サブのPCはマウスもBluetoothであって、キーボードはHHKB Pro2という環境。テンキーが無い事で不便にも感じたりしていたので、これを買ってみた。
Bluetoothであるが故に、ペアリングの操作等が必要で、USB接続の製品のようにプラグアンドプレイという訳にはいかない。最初の導入時に少々戸惑いはある。
しかし接続後は、動作としても反応としても問題は無い感じである。
そう思って使い始めたら、一般的なテンキーにある「BS」キーが無い事に気付いた。数値入力時もBSキーは使う事があり、本体などのキーボードのBSをいちいち使いに行くのは面倒である。
また、より大きな問題はNumLockが本体のNumLockと独立していないことである。こういうテンキー製品を使うことが多いノートPCの場合に問題がある。
少し前までのテンキーはNumLockは本体機能と同期していて、テンキーでNumLockをオンオフするのも本体でオンオフするのも共通であった。その事自体は無問題だが、この場合、テンキーで数字を入力して、本体で文字を入力しようとすると、本体側もNumLock状態になっているので、これを解除しない限り右手側ホーム付近のテンキーが機能してしまい、文字入力が出来無いのである。
そういう状況に配慮してか、最近のテンキーはテンキー側のNumLock機構が独立している。つまり、テンキーでNumLockのオンオフは本体に影響しない。テンキー側を常時NumLockオンにしておけば、テンキーでは常に数字が入力出来るし本体側キーボードでは常に通常通り文字が入力出来るのだ。
ところが、MSのこのテンキーは、独立したNumLock機構を備えていないようで、数字入力のためにテンキーでNumLockをオンにしたら、本体側もNumLockがオンになってしまい、それを忘れず解除しないと文字入力が出来無い。フルキーボードのテンキーでは無論この操作は不要であり、NumLock操作の習慣がないとその解除操作に極めて不便を感じるのだ。
幸い、自分は外付けキーボードの環境なので、テンキーで本体側までNumLock状態にしてしまっても無関係にきちんと文字入力ができるから、まだ良いが、本体にテンキーのみ接続して使う場合は間違いなく不便を感じることになる。サードパーティのブランドのテンキーでさえ、独立NumLockは当たり前に鳴っているのに、MSの最新テンキーで対応していないとは驚きである。