AOUR配列のGoogle日本語入力定義ファイルを、入力中の状態表示ができるようなスタイルに作ってみた。AOUR配列のサイトのGoogle日本語入力の定義ページからダウンロードできるようにした。(AOUR110408を差し替え)
https://sites.google.com/site/aourhairetu/Home/googleime
- 状態表示は特殊音を除き、原則訓令式のローマ字表記の綴りを全角のアルファベット小文字で表示する。
- 拗音などの列で、すでに仮名が確定するような場合は確定するかなで表示する。
しかしこのルールでの微妙な点もある。
- 捨て仮名や外来語の特殊音をどのように状態表示させるか。(てぃ行「th」その他は可能な限りATOKのローマ字入力ルールに基づいた。捨て仮名は状態表示させないことにした)
- 同様に、特殊拡張等は適した状態表示がない。
ついでに、作業中にいくつか気になった点。
- 「次の入力」を半角のアルファベットにしてしまうと、そのアルファベットを打鍵して入力する他の音の場合と混同して不都合が生じる。(【;】を半角の「s」で次の入力にしてしまうと【s】で出力する「お」と混同が生じて変な表示になることがある)
- 互換キーがある場合、「次の入力」を同じにすると、混同して不都合が生じて一方が正しく表示されない。(【jj】と【jl】はいずれもひゃ行だが、「次の入力」をいずれも「hy」で表示させようとすると、【jl】のほうがうまく表示されない)
結果、おかしな状態表示となる場合もあるかと思うが、これからGoogle日本語入力でAOUR配列を習得しようとする時などには、こういう状態表示は便利かもしれないと思う。
ただ自分としては、打鍵するときに通常のローマ字表記のアルファベット綴りに置き換えて発想していないためタ行でキーボードの「k」を打鍵しているのに状態表示では「t」になるのは逆に違和感があったりするものの、既に配列の綴りは習得して状態表示は不要であるため、あまり関係ないな、とも思えたり。