SZやTZに付いていた指紋認証のハード・ソフトと比較すると、VAIO SAの指紋認証はどうもいただけない。
まず、感度が悪い。いや、悪いというか、シビアすぎるのか、まず指紋の登録で苦労する。これはハード的な構造、感度の問題かもしれないしソフトウエア側の問題なのかも知れない。
ソフトウエアもSZのUpekから別の物に変わったが、これもシンプルすぎて物足りない感じもある。ただし、自分としては指紋認証はWindowsのログオンに使うのがメインなので、機能的には十分と言えば十分。
自分として更にいただけないと思うのは、これはBIOSとの関係もあるのかもしれないが、BIOSのパスワードレベルをパスするのにこの指紋認証が使えないという点。
SZやTZでは、マシンパスワード、HDDパスワードをクリアするのに、指紋認証の仕組が使えた。起動時に指紋で認証したらWindowsのログオンまで自動でパスしてくれる仕様だった。(しかし、時々失敗する)
SAでは、そういう事は出来ない。起動時BIOSのマシンパスワードは指紋認証ではクリアできない仕様だ。クイックブートの仕組のためにはそういう部分の仕組を絡ませると複雑になってダメなのかも知れないが、この部分はあまり感心しない。ソフトウエアのアップデートなどで、SZで出来たようなスタイルにならないものだろうか。
しかし、指紋認証がWindowsのログオンに使えるのは便利であると思う。