OpenTTDは間もなく14がリリースされるかというところ。ただし今現在は、収録しているライブラリのセキュリティの問題でリリースが遅延しているらしい。
14に備えてRC版で新機能などを試し、正式リリース後も少し試して本番の遊びをスタートさせたいと考えている。本番というのは、4096*2の、標準的に作成できる最大サイズのマップで遊ぶことである。
RC-3がリリースされ、もうだいぶテストはしたというところで、今回はNewGRFも少し色々追加してみることにした。これまでのJapanSetシリーズに加えて、一部はJP+シリーズのほうに置き換える。これでまた使える車両も増える。新幹線車両もこのJP+シリーズにすると、各種の塗装のモデルが使える。ドクターイエローも出現するのでこれでいいかと思う。最新のE8系ミニ新幹線まで登場する。
ただフル規格新幹線のサイズ、スプライトサイズとかいうのか知らないが、ミニ新幹線とか在来線の車両サイズは0.5なのに対し、このGRFの新幹線車両は0.7ないし0.8であるので、このまま16両編成を組み込むとなるとこれまで想定していた8サイズの駅では間に合わなくなる。
ミニ新幹線の車両は16両編成が可能だが、フル規格サイズの車両だと12両になるので、まあ編成両数には拘らなくても仕方ないかと思うところである。
OpenTTD 14では標準搭載のフォントが用意されたようで、最初はこのフォントの大きさに戸惑ったが、コンフィグファイルのそのフォントサイズを指定する部分があって、これで調整できた。
結局今は、RC-3で新たに導入したNewGRFでどういう具合に使えるかの検証を行っているのであるが、256*2のサイズで1935年から初めて現段階で1985年過ぎ。アイキャッチ画像のように、割と本格的になってきてしまっている。資金はこれでようやく100億円超え。
JP+シリーズの車両は、おそらくより現実に近いのかもしれないが、JRの車両だけでもバリエーションは多いと感じる。だが新幹線の車両も実際の登場年より少し遅れて登場したり、Dr.イエローの郵便輸送のユニットが922系ではうまく連結できなかったりして、そういう面では少し苦慮している。新幹線の乗客が増えずに赤字が続いている。
郵便ユニットがないので、一つの列車に荷物車両を組み込むことができないなども、これで良いのかという迷いもある。
OpenTTD時間
OpenTTDにはカレンダーがあって、これでゲーム内時間が進行していく仕組になっている。指定した年の1月1日から始まって、それで年代も進行していくようになっている。
これが全て時間の単位になっていて、駅から駅までのダイヤなどもこの日数でカウントされ、月産の算出量などもこのカレンダーに基づいている。
よく気にしていなかったが、OpenTTDのサイトの説明によると、そういう時間の進行の仕組が三つあるらしく、車両の進行状況を表示するアニメーション時間、車両の運行や産業などに関わる経済時間、あとはゲームの進行に関わるカレンダー時間、なのだそうだ。
OpenTTD 14では、経済時間とカレンダー時間を合わせてこれを実際の時間、リアルタイムに合わせる仕組が導入されるとのこと。
いや、英語の文章をAIなどに日本語訳させても、言いたいようなことは何となくわかるものの、正確な視点ではよく意味が通じないので独自の解釈である。
とにかく、そのような時間の単位を実際の時間に合わせる、1年がほぼ12分、1ヶ月がほぼ1分という設定にその経済時間も進行時間も合わせる機能ができたようなのである。
説明はよくわからないが、1日はほぼ2秒で、おそらくこれまでのOpenTTDより少し早く時間が過ぎるのかもしれない。これまでは2.2秒ほどだったらしい。
1年12分という設定も変更できるようで、すなわち時間の進行を現実時間に合わせて調整できるようになったということか。
ただし、そのカレンダー時間をリアルタイムに合わせると、ゲーム内の時間もリアルタイムに合わせた進行になるので、月産ではなく最後の1分の生産量となるし、経済の単位も年ではなくピリオドになって、カレンダーの年と合わなくなる。もっと言えば、セーブデータも何年何月何日という名前が付かずに、ゲームの経過時間で保存されてしまうので、これはわかりにくい。
従って、それがカレンダー日付での保存にならなければ、やはり自分は今まで通りにカレンダー時間で遊ぶことになるのだと思う。
OpenTTD再開準備(RC-2時点)
先月からしばらく開発を休止しているOpenTTDは、Ver.14正式版リリースに合わせて再開したいと考えている。休止している理由は、昨年9月から遊んでいるマップが2628年になって資金も人口も十分になり、まだまだ未着手の都市はあるものの、新版になって新機能などを見据えてまた新たな気持ちでやっていきたい面があったりするためである。
正式版を待っている状況であるが、既にRC2に至っているので、もう実はそれで再開、というか新たなマップでの開発で遊ぶことを始めても良いと思っている。
今は、そのRC2で2562の標準サイズのマップで遊びながら、様々な検証を行い、特に問題は無さそうであるので、本番の40962マップを作ろうかと思っているような状況である。
これまで14では、フォントが変更されて、随分大きな文字での表示になり、見易いがマップには邪魔だったので、これはやりにくいと思っていたが、Configファイルにはフォント名指定と共にフォントサイズの指定も出来るので、そこで指定したら少し小さな、適度なサイズのフォントにできた。これがわかったので、一気に再び、再開する意欲が少しで始めたのである。
新しいマップは、また新たに1920年頃から始めていく予定で、当初は石炭輸送を中心にして資金を増やし、1960年から海上油田が出現すると石油輸送と商品輸送事業を始めてそれで収益を増やしていく。自動車を使った輸送には今回も手がけないかもしれない。旅客輸送は新幹線のマップ上の環状線、東西南北の中央線を構築するほか、在来線と航空路線網も前回現行よりもう少し充実させたいなど、そんなようなことを考えている。
幾つか新しいオプションも取り入れる。新しい設定値ではないかもしれないが、議会の姿勢を自由放任というのにして、議会の評価の影響を受けないようにしてみたり、海事・船舶の速度表記をノットにしてみる。議会の評価を受けないということは、つまり自治体・都市に構わず開発ができるということであって、最低評価を受けていても駅の建設などだいたい自由に出来ることになり、中心部への乗り入れも楽に出来るようになる。
駅のホームのサイズも少しスケールアップして、在来線と貨物列車は6ブロックで最大12両編成の列車を運行できるようにして、新幹線は8ブロックで現実と同じ16両編成の列車の運行を目指したい。……と思って、進行中に気付けば列車の最大長設定を初期値7のままにしていたので、これだと14両編成までの列車しか組成できない。
列車長を長くすると輸送量は増大するので、列車数とダイヤ上の本数が少なくて済む。一度の収益は上がると思うが、満載まで時間がかかるので、その分でマイナスがあるかどうか。
Unbunch
同じ路線を走るバスなどが遅れたりして、時刻表・ダイヤが乱れて2台連なって来たりすることがあるが、これを英語でbunchと表現するらしい。
これはOpenTTDにおいても様々な要因で遅れたりすることがあるので、このbunch状態は発生しうる。いや実際に発生しやすい。
これまでのOpenTTDでも、ダイヤを等間隔に調整するという機能はあったが、その設定方法は難しく、しかもこれでうまく発車間隔を調整できたように思えない。
https://wiki.openttd.org/en/Manual/Timetable
OpenTTD 14では、「Unbunch」という間隔調整機能が新たに使えるようになっている。
これが使えるのは輸送機器の全てを調整できる場所である「車庫」に限られる。車庫に入った際の指令でこのオプションを有効にしておくと、同じ指令を共有する輸送機器(車両の種類が異なると有効にならない?)同士で、発車の間隔が調整されて、すなわち等間隔に車両の運行ができるようになるというものである。
その場ですぐに、その等間隔にはならないかもしれないが、その車庫に戻る1サイクルを経た後、やがてそれが適用されて、その後で指令を共有する車両等が増えても、自動的に等間隔発車ということになる。
発車間隔が調整されるのは、この車庫においてのみで、車庫に入るオーダーが二つ以上ある場合は、多分一つの場所でしか適用されないということのようである。
以前のダイヤ調整の方法も引き続き使えると思うが、こっちの方法のほうが簡単であると思う。
運行指令のどこかで、満載待機などの指令があれば、それで適切な発車間隔にはなるのだが、いつまで経っても満載しないような、そういう場合は、そういう指令ではなく一定間隔で発車という指令がこれで出せるので、運用の幅が広がると思うのである。
https://www.openttd.org/news/2024/02/10/unbunching
なお、指令の中に満載待機があると、このUnbunch機能はエラーとなる。すなわち満載待機で間隔が調整されるので、この機能を使うと意味的目的的に競合するからである。