専用機時代

投稿者: | 2014-12-28

ワープロソフトというと、今は有名なところではWordと一太郎くらいしかなくなってしまったが、かつてはパソコン用のソフトとしてももう少し選択肢があったし、そういう選択肢がある方がずっと選ぶ楽しさがあった。機能差とか、仕上がりの文書の雰囲気に差が出たり書式設定の方法が違ったりするのも面白いと思う。
ワープロソフトではなくて、ワープロ専用機だった時代は、メーカーごとにソフトウエア部分もまるっきり違うので、そういう違いがあって機能を比較するのが面白かった。ワープロ専用機を比較するそういう雑誌なんかも発売されていて、様々な角度からそういう比較がなされていたのである。
会社の仕事で共用して使うとか、互換性を考えると今と同様に厄介な事になるが、その頃のワープロはそれぞれ清書マシンとしての用途のほうが意味合いが強かったような気がするので、とりあえず自分だけでデータの使い回しができていればさほど問題が無かった。
今ではそうはいかないというところで、ワープロ専用機の時代とは変わってきているのではないかと思うが、だからこそそういう自分でだいたい好きなのを選べた時代は懐かしく思う。