ここ数年は毎年一太郎とATOKの最新版を購入している。JustSystem社への「お布施」と呼ぶ人も多いが、それにしても最新版を使うというのは気持ちが良いもの。
とは言っても、そんなに使用頻度は高いわけでもない。そんなに新機能や新しく添付されるようなものが気になるのかというと、それもさほどではない。詠太などもインストールはするが、1、2度使ってみる程度で、あとはまた次のVersionまで1年間ほぼ使わない。感太はもう最初から使わないと思う。
AOUR配列定義が最新のATOKでも問題なく使えるかというところはまず気になる。
今回のATOK2016では、打鍵するキーがずれていても正しい候補を表示してくれるという機能があるらしい。画面で見たところ推測候補・類推候補のように表示してくれるというものなので、AOURのように普通のローマ字に全く関連性がない配列での打鍵をしたとしてもおそらく影響はしないだろうと思っている。AOURという配列が前提にあって、なお誤ったシフトした打鍵をした場合にAOURとしての正しい候補を類推してくれるというのなら、それは凄いと思う。しかし、技術的にはローマ字入力のそれと大して変わらないわけではある。正しい仕組みはわからないが、上下左右にシフトさせてみて、それで辞書にある単語の読みと同じものが入力できる可能性があるかどうかという所で判断できるのではないか。
プレミアム以上では日本国語大辞典の精選版やブリタニカが搭載されるなどは良いのだろうと思うが、何年も使っているパソコンの場合、そうして辞書ばかりが貯まっていくという状況もどうなのだろうと思う。そういう重複しそうなものは一旦アンインストールしてからのほうが良いのかもしれない。
それはフォントも同じで、毎年追加していると古いフォントと併せて色々貯まる。
2016年はモトヤシーダやアポロなどが付属するらしい。以前、フリーで出されていたこのフォントを使ったことがあるが、これは今まで以上に好きなフォントであるので、これは期待したい。
そのほか、花子やShurikenも2016になるなど。
最上位スーパープレミアムでは、JustCalcが更新されるのと、これまでJustSlideだったのがJust Focusとなって付属する。自宅ではプレゼンテーションソフトはまずほとんど使わないが、Excel互換のCalcは便利で、家計簿など割と頻度高く使うので、これが付属しているというだけで最上位という選択とせざるを得ないような気がしている。
20年くらい前は、Officeスイートの必須はワープロソフト、表計算ともう一つはデータベースであったが、今はデータベースはそんなに重要度は高くない。逆に、プレゼンテーションのほうがその地位に上がってきた。それらソフトと一太郎との組み合わせで、自宅PCでもOfficeスイートが扱える環境になる。
そういうOfficeスイートのような環境も、自宅で仕事をするというのなら必要になる部分はMS Officeがだいたい必須と思うのだが、そもそも自宅での使用用途は結構限られてくるから多くの人は必須とも言えないとは思う。
毎年予約はしているので、そのうちに行うつもりではある。スーパープレミアムは3万円程度が定価だが、会員価格のようなものと使えるポイントを組み合わせると1万円程度が差し引かれた金額として必要になるものと推察。