一太郎dash 30thで書く

投稿者: | 2015-12-20

ichitarodash30一太郎2015スーパープレミアムには、限定で一太郎dash 30thが付属してきた。
一太郎dashは、かつてノートPC向けに軽量化した一太郎の基本機能限定版とでも言うべきワープロソフトであったようで、自分はその当時直接は使ったことはなかったがそういう一太郎があることは以前から知っていた。
軽量化版であるので、通常の一太郎と比較すると機能は限定されているが、少なくとも文章作成中心の用途ではほぼ何も問題なく、むしろこの機能程度の一太郎で十分ではないかと思うほどであって、不足感は無い。
一太郎dash 30thではブラウン管モニターを模した復刻版画面がよく紹介されているが、表示の設定の変更で通常のシンプルな画面のdashにすることもできる。自分はこのほうが好みだ。
キャプチャした画像は、配色の変更などは行っているが、ドラフト画面モードにすると更にワープロ専用機の
文字入力画面にも近い、自分の好きなシンプルさが強調された画面構成となり、これはまさにテキストエディタを文章執筆に使うようなイメージで作業をすることができる。なお、通常の一太郎にあるようなエディタフェーズ、などのフェーズの考え方はないようだ。
自宅で使う分については、図表を入れたグラフィカルな文書より自分は文章中心の文書を作る方が多いので、こういうシンプルな構成であるほうが作業にも集中できるので良いのではないかと思って時々この環境で書いてみている。つまり、この文章の原稿も一太郎dash 30thで書いている。
ただ、あくまで限定版の一太郎dashであって、一太郎2015では最上位版のスーパープレミアムにしか付属しないのは勿体ない。一太郎2016にも付属はしない。ワープロは既にWordが標準となっていて一太郎のシェアがかなり低くなっている状況など、本体一太郎と一太郎dashと両方の一太郎を続けていくのはきっと難しい事情もあるのだろうが、せっかくここまで復刻して、いわば簡易版一太郎を作ったのだから、せめて2年に一度くらいはバージョンアップしてほしいとは思うが、とは言ってもこれはこれで完成しているので、あえて機能追加も必要が無いということを考えると、このままでも良いのかもしれない。