テキスト有用性変化

投稿者: | 2019-07-09

テキストファイルはPCの世界で汎用的なフォーマットで、以前も今も様々な所で使われているが、それを扱うためのテキストエディタについては、意外と使われていない。あるいは以前ほど注目されなくなってきているようだ。
電子メールも中身はテキストファイル、Webページの本体HTMLもテキストファイル、PCの内部のログや設定ファイルもほとんど全てテキストファイル、表計算ソフトから出力されるCSVもテキストファイルだし、プログラムのソースファイルもテキストファイルである。
テキストエディタはもちろん、ワープロソフトでも表計算ソフトでも、テキストファイルを読み込めるアプリケーションは多い。
中でもテキストエディタはテキストファイルを扱う専用のアプリケーションで、テキストファイルで文章を書いたりプログラミングをしたりするのに一般的に使われている。以前は、このテキストエディタをどう選ぶか、どのエディタが良いかということがしきりに話題になっていた。
だが今はどうか。
電子メールはエディタで編集するような時代ではなくなった。ほとんどGmailのようなWebのベースのやりとりになったので、その編集やメール書きにエディタを使うというようなことがほとんど無くなった。ホームページの作成も以前はエディタで書いていたりしたものだが、今はSNSやブログなどのCMSのシステムが主流になっているので、エディタを使ってHTMLを書くというようなニーズは専門的にそれを作成する場合以外はなくなってきている。設定ファイルもそれ自体を開いて編集するようなことはパワーユーザ級でもなければあまりする必要もなく、必要であればWindowsにはメモ帳があり、それで間に合ってしまう。
文章を書くということにも、以前はワープロではなくエディタで、という流れがあったが、今はPCの性能向上でワープロソフトも重いものではなくなり、Wordがそれ自体デファクトスタンダードと言って良い状況なので、あえてテキストファイルにする必要性は薄れてきているかもしれない。
無論、プログラミングや文章書きにおいてのテキストファイル、テキストエディタの有用性が失われたわけではなく、専門的な分野ではこれからもテキストが使われていくのであろうが、一般のユーザにとっては、テキストファイルやエディタを意識して使うということは少なくなりつつあるのではないか。スマホやタブレットの普及でキーボードからの入力を行わなくなってきたこともエディタの必要性を低下させている。
テキストファイルとそれを扱うテキストエディタを必要性については、実際には何も変わっていない。メモ帳で我慢するのも悪くないが、簡易なテキストエディタ、フリーソフトのテキストエディタから始めて、もっと高機能のテキストエディタにグレードアップしていくのも良いと思うのだが、そんな主張をしても面倒臭いと言われてきっと通用しないのかも知れない。