老舗エディタの利点

投稿者: | 2019-09-30

Webで秀丸エディタの利点を調べてみると、だいたい自分もそう思うような点が挙げられていた。
・長期間開発され続けた機能と高速性のバランス
・高い安定性
・コミュニティが発達してマクロが豊富
・Windows環境に最適化
・設定項目が豊富でカスタマイズが充実
・ヘルプがわかりやすい
・国産エディタで和文編集が強力
・縦書きモードを備える
といったものである。欠点は、Windows以外のプラットフォームでは使えないとか、プログラミングにはもっと適したエディタが多く出揃ってきている、などである。
これが、同じく老舗のWZ EDITORにも同じ事が言えるかというと、そうでもない。WZは何度か全く新しいエディタと呼べるほどの大きな改変があって、仕様が結構変わっている部分もある。
自分が考えるWZの利点とは次のようなものである。
・和文編集に関する機能が豊富
・書式付きテキストの作成が可能
・印刷レイアウトの設定が高度
・Zen-coding/Emmetに対応したHTMLコーディング
・コンパイル型の強力なマクロ(なお自分は満足に使えないが)
・豊富な設定項目と充実したカスタマイズ
・縦書きモード
・暗号化テキスト
・アウトラインモードが強力
・WZ MEMOなどのツール
しかし逆に、秀丸などと比較すると欠点もある。
・設定項目が多すぎて目的の項目にたどり着けない
・独自性の強いインターフェースやヘルプに慣れない
・Windowsの標準感覚が通用しない
利点と欠点を組み合わせて秀丸とWZで補完しあえるかというと、そういうものでもないが、とにかくこの二つのテキストエディタは自分がこのような文章書きやテキストの閲覧、設定ファイルの編集などに今後も標準的に使っていくものである。