純正用紙

投稿者: | 2021-11-21
用紙

家庭用のインクジェットプリンタ・複合機に関して、インクは基本的に純正を使うとしても、用紙も純正だけを使うべきと考えている人は少ないのであろうと思う。ほとんどの場合、純正以外の用紙でも仕上がりは見た目上同じで、価格が安い純正以外の用紙を使ったことが原因で故障するようなことも、まずないからである。

自分の考えることとしてもそれと同様なのであるが、それでも純正品こそが正規で最良の品質を得られるであろうという感覚はあって、条件次第では極力純正品を選びたいとは思っている。
遡れば、ワープロ専用機の時代も当初は確か、ワープロのメーカーが純正の用紙を消耗品として提供していたような記憶もあり、入手できる限りなるべくそれを使うようにしていたように思う。だがそのうちに出力結果にも機器にも影響なく、価格がずっと安い非純正の製品を使うようになって、それが当たり前になった。感熱紙もそうだが非純正ではあっても、KAOなど有名なメーカー品をよく使っていた。それで何も問題はなかった。

PCのプリンタを使うようになってからも、購入当初しばらくはプリンタメーカー純正の用紙だけを使っていた。写真用紙はもちろん、普通紙もメーカー純正のものを家電量販店で購入していたのである。写真用紙もグレード毎に何種類も使い方や好みに合った製品が用意されているので、基本的にはそれだけでも満足できるのだが、だがそのうちに、写真用紙に関しては名高い富士フィルムの製品やPictoricoなど用紙専門のブランドのものを使いたいと思うようになる。
そういう製品も各社プリンタ製品での使用を前提に成り立っているし、使えないはずがないので、選択肢に加えることは問題ないと思い、実際それらのほうも使うようになった。仕上がり状況、品質的にも問題はなく、むしろ純正品よりも好みの発色が得られたりもする。
用紙に関しては、特に対応していないという注意がない限りは普通に使えるということで良いのだろうと思う。

文書を印刷するための普通紙も、最初の頃はずっと純正品の普通紙を使っていた。写真用紙と同じ考えからである。500枚セットのコピー用紙も並んで売られているが、それはあくまでコピー用紙であって、インクジェットの使用とは用途が異なると思って、特に選ばずに居たのである。
しかしある時、あまりにも大量にその用紙のコーナーに積まれていて、普通のインクジェットプリンタでも使って良さそうということを知ったので使ってみると、純正品の用紙との差はほとんどなく、これも写真用紙と同様に選択肢になり得ると思って以来、普通紙はコピー用紙を使うようになっていた。これも、実際それで特に問題は生じていない。

しかしやはり、改めて考えてみるとコピー用紙はもちろんインクジェットでも使って問題がないとは思うものの、品質で言えばインクジェットのために適した用紙、高価でも純正品のほうが良いのだろうと考え、同じ文書を印刷して比較もしてみた。

ホームセンターで山積みされている、国産品なのか海外製品なのかもわからないノーブランドの安価なコピー用紙は、これまで普通にそれを使ってきたが、純正品普通紙と比べると紙厚も薄めでややザラザラとする感じもある。これはインクジェット専用の用途ではないので、そうなっているのだろう。
一方の純正品普通紙は、国産であることが明記されていてもう少し紙厚もあり、白色度も高く、仕上がり結果も僅かながら良い。しかしその差は、歴然としたものではなく、これが純正品だという先入観から来るものがほとんどで、コピー用紙での印刷結果で満足できないものということではない。
純正品は安心感があるが、コスト重視ならコピー用紙で基本的に何の問題もない。

両面印刷の裏写りということになれば、純正品の厚口普通紙であるほうが良い。コピー用紙は少し薄手になるので、どうしても裏面の文字などが透けてしまうし、印刷直後の乾燥にも少し時間を要するからである。
だがこれも、その辺を気にするならという前提で、一般的なコピー用紙を使うことで問題があるわけでもない。

品質を最良として求めるならなるべく純正の用紙を使ったほうが良さそうではあるが、通常の用途の出力では安価なコピー用紙を使うことで問題はないと思える。

用紙の保管

ただ一つ、最近知ったのはこれら用紙の保管方法で、包装してある包みは防湿対策がされているので、未使用で残っている用紙についてはなるべくこの包装から出さぬようにしておくほうが良いらしい。また、反り返りなどが生じてしまうこともあるので、用紙は立てて保管せずに積み重ねるようにして保管するほうが良いとのことなのである。
これからの冬期の静電気の時期や、夏期の湿気対策のためには気を付けたいところであるが、プリンタの給紙トレイに何枚か入れておきたいので、そこは都度用紙をセットするのも面倒だから、折り合いが付くくらいに意識しておくべきなのである。