このところ、PCではOpenTTDで遊んでばかりいて、あまりこういうテキストを書いていない面もあるので、この辺で一つ整理をしておきたい。
今後当面は、なるべく記事を増やさずに、一つの記事で様々、集めておくことにしたい。
AOURについて
いつか誰かに訊かれないかと思っているが、多分今後もそういう機会はないと思われるのが、自分の和文入力方式に関することである。
自分はローマ字入力は使っていない。使えるが、使っていない。
キーボード入力を覚えたほぼ当初からは、しばらくローマ字入力を使ったが、今は全く異なる方式によっている。多くは他の方式を参考にしつつ、オリジナルな部分もある方式である。
この入力方式AOURは、従来のローマ字入力とは、簡単に言えば次のような違いと特徴がある。
・定義が全く異なる。
・幾つかの単一キーによる入力がある。
・拡張定義がある。
・打鍵数が少ない。
一方で類似するところもある。
・同じ行段系の入力方式である。
・幾つか共通するキーがある。母音A,子音M,W。
このような入力方式を使用するには、ATOKでスタイルファイルと呼ばれる定義ファイルをそれ用のものも導入しておいて切り替える必要がある。
具体的な方法、詳細は別サイトにある。
今は、普段はほとんど普通のローマ字入力は使っていない。なので、かつてはそれなりに高速に打鍵できたが、今はローマ字入力は普通の人より少し速いかどうかという程度であって自慢できるような程ではない。
AOURは、拡張入力の御陰で打鍵数が少ないので、入力自体は速くなくてもそれなりに高速に和文の入力ができる。(ただし自分はミスタイプも多い)
ローマ字入力との混同は、ほとんど起きない。たまにローマ字入力を使うときは、今からローマ字入力で打鍵するぞと言い聞かせてそれに集中する。ほとんどそれで大丈夫なのだがそれでも、時々は全く異なる、AOURでの打鍵をしてしまうことも少なくない。
逆の場合はほとんどない。すなわち、ローマ字入力のキー定義がAOURに入り込むということが無いという意味である。
入力方式を変更することは、今まで覚えてきた方式との混同の問題の他に、習得するまでそれなりに時間がかかることでもあるので、普通の人は新たに方式を覚えることはしないし、自分も人に勧めるようなことはない。
ただ、自分がこの方式を習得したのは、現時点でもう15年以上前になるが、ある程度早い時期に習得したので、段々と入力速度が自然と落ちてくる今後についても、それなりの速度において使い続けていける、打鍵の効率を維持していけると思うのである。
OpenTTDでは
OpenTTDは、今から半年ほど前に知って、以来ずっと遊んでいる。以前から「A列車で行こう」や「シムシティ」のようなものをDSで遊んだりしていたが、そのような都市形成とかのシミュレーションは好きで、PC版で自由度高く遊べるようなものが無いのかと探していて見つけたのがこのOpenTTDである。後になってSimutransなどもあることを知ったが、それはOpenTTDで遊び初めてしばらく経ってからだったので、もうずっとOpenTTDばかりやっている。
AOURのサイトの派生コンテンツとして、OpenTTDに関するページも加えたりしているくらいである。
https://aourkbd.net/hasei/openttd.html
そもそもOpenTTDは、Transport Tycoonという市販のゲームのオープンソース版ということらしい。だいぶ何年も前に開発された、そのベースが古いということもあるのか、さほどPCのスペックは要求されることなく、だいたいどんな環境のPCでも負担無くスムーズに動く。
生成されたマップには、都市や集落、産業拠点などが点在しているので、そこで生成される貨物や乗客を、別の場所に輸送することにより利益を積んでいくというゲームになる。初期値では1950年のスタートで、2051年に会社の発展状況の判定が出て区切りになる仕組だが、もっとずっと前の年代から遊ぶこともできるし、判定が出た後もずっと、何百年分も遊び続けることもできる。
大きなマップを生成して、全域に鉄道を巡らせることを目標にしても良いし、小さなマップで、鉄道のジオラマを作るかのように遊んでも良い。その辺は自由である。
自分は今は、縦方向に長いマップで、南北縦貫の鉄道本線を整備するくらいのことを何となく目標して、それで何百年分かをセーブしながら少しずつ遊んでいるという状況であるが、これが結構やり始めるとすぐ時間が経ってしまうので、そういう意味では困った物である。
構築した路線の、列車の動きを見ているだけでも飽きないし、収益が増していくのも都市が次第に発展していくのもまた面白い。列車などの輸送機器の動きを指令として制御するのも面白いし、その列車も、JapanSetなるアドオンで我が国の国鉄・JR車両などが多く出現するので、そういう面でもまるで鉄道模型を走らせているような気持ちにもなる。
T450 Win8.1→Win10化失敗
少し前になるが、Windows 8.1がいよいよ終了するということで、ずっとアップグレードはせずに頑張ってきたT450を、諦め半分でWindows 10へのアップグレードを試みることにした。新OSのPCは既にあるので、上手くいったら儲けもの程度の考えである。
途中まで順調に行っているような様子であったが、結局失敗。「0xC1900101 – 0x30018」のエラーとのこと。
調べてみるとドライバのエラーとかディスクのエラーとか要因は複数あって、一つ一つ解決していくべきとあるが、そんな悠長なことはしていられない。
やはりOS自体のアップグレードはそういうリスクを伴うので、無理をしてでも新しいOSが最初からセットアップされた最新のPCを購入するべきなのである。
思い出せば2015年頃の購入当初にSSDのディスクエラーがあって、いつしかそれは解消されたような気になっていたが、やはりそれを引きずっているのかも知れない。頑なにWindows 10の無償アップグレードをしなかったのも、そのせいである。
それ以外はまだ機能的に十分現役で使えるのだが、サポートを打ち切るとのことなので、実質的にはもう使えない。
Windows 8.1に最後のWindows Updateというのも配信されてきたが、これも一つだけ、何故かエラーで適用できない。何かの意地悪なのではないかとも思うが、過去にも確かどうしてもそれだけインストールできなかったものがあって無視してきたので、実際はそれなのかも知れない。
一太郎とATOKと
何度も書いているが、一太郎とATOKはPCを使い始めた頃から、基本的にずっと使っている。一太郎は、一時期ほとんど使わない時期もあった。Wordが主流になってきた時期の10年間くらいは、ワープロソフトはずっとWordばかり使っていたのであるが、やはり和文の文書作成ということで比べた場合は圧倒的に一太郎のほうが便利なので、また戻って、以来ずっと一太郎ばかりである。それで不便はしていない。
ATOKに関しては、もうずっと、そればかりである。MS-IMEを使うのは、ATOKが入っていない環境を強いられる時だけで、それ以外は全てATOKである。Google日本語入力を使うこともあるが、それはATOKが事情で使えない場合にだいたい限られる。
ATOKを使う理由の大きなものの一つは、2007年頃から使っているAOURのせいもある。ローマ字入力に代えて使っている独自の入力方式である。これはATOKで使えることを前提に定義したので、それがないと基本的には満足に使えない。Google日本語入力でもAOURはできるので、その意味ではそれでも良いが、それにしても辞書の組み合わせが自由にできたり細かく設定ができたりする部分など、IMEにおいてATOKに勝るものはないのである。
この度、というか毎年、新しい一太郎がリリースされるが、年によっては、一太郎本体以外、ATOK以外、付加のものが特に目新しいものがないと、毎回そうやってお布施のように払ってアップグレードする意味はあるのかとも思うが、今回の2023に関しては、JustPDF、JustOfficeその他、多くの付加分に更新があってそれが多く、今回はプレミアムで購入しておく意義はあると思っている。ATOKで三国の第八版相当が使えるのもまた良い。
今時そんなアプリケーションをそんなふうに購入するなんて時代遅れだと思われるだろうが、そんな時代遅れの方式をずっとまだできる環境を継続しているのはやはり国内企業の強みである。舶来のものにはそんな精神など微塵もない。
常用のキーボード
文字入力の際の打鍵は、RealforceかHHKBを使っている。普段はRealforceを使うことのほうが多いが、集中して文章を入力したいときなどは、HHKBを使うこともある。
HHKBは、Professional Type-S、無刻印のUS配列モデルで、HHKBとしては2台目である。これの打鍵感が快適で、ずっと打鍵していたくなるような感じがあり、長文でも楽に入力することができる。
仕事でも持ち込んで使いたいくらいだが、中々色々制約があってそういうわけにもいかないので、我慢して自宅でのみ使っている。
HHKBは、そういう配列であるために、カーソルキーを多用するOpenTTDで遊ぶ際などには向かない面がある。
それのためというわけでもないが、そもそも標準的な配列のキーボードのほうが良い面もあって、Realforceもだいぶ前からずっと使い続けている。45g押下圧等荷重ものと、変荷重のタイプがそれぞれ別のPCに取り付けてあって、どちらも好きな感覚でこれもまた快適な打鍵感である。
特に使用する場面を限定することなく、文章入力にもPCのその他の操作などにもメインのキーボードとして使っている。
多くの人は、キーボードからの文字入力では、「できれば何でも良い」と思っているので、ノートPC本体にキーボードがあればそれで満足して、あえて外付けのキーボードを使うことなど無いのが普通である。自分もかつてはそういう時期があったし、実は今でも使い慣れてしまえばどんなキーボードでもそれなりに間に合うような打鍵はできるのである。ノートPCの薄っぺらいキーボードも、それはそれで悪くない。
だがやはり、比べてHHKBやRealforceを使ってみると、打鍵とはこういうものだと改めて実感することができる。
AOURの方式と合わせて、キーボードによる文字入力環境、和文の入力環境は普通の人とはだいぶ違っていると思うが、それがとにかく快適である。快適であるかどうかは本人次第のことではあるが、キーボードの使用感覚などそもそも本人次第の事項であるので、本人が満足するかどうかがとにかく一番大事なのである。
原稿書き
特に何を書くというわけでもないのだが、原稿書きという言葉には何だか惹かれる要素がある。これは、PCで書くということの基本にワープロで書くという基本があって、それで文字入力を習得した自分は、文章入力がPCによる作業の根本という感覚がずっとある。
原稿とかの文章を書くには、キーボード環境、入力方式の環境と、あとは入力するソフトウエアの環境とがある。
これも当初はワープロソフトで、一太郎が基本と思っていたが、高機能なテキストエディタという存在もあってそれを使っていく内にその方式のほうが基本となってきたので、以来WZ EDITORの環境が自分の中での中心になっている。秀丸もたまに使うし、印刷する文書原稿としては、依然として一太郎も使う。
一太郎は、ATOKとの結びつきの面もあったりするが、和文の文書を作成するという環境においては手放せない存在である。
今さらワープロソフトか、WZや秀丸など老舗エディタか、というのは、若い人たちからしたら笑われるような環境になりつつあるのかも知れないが、だがやはり自分はそういう感覚なので、旧来の環境において文章書きをするのが最も安心できるのである。
原稿書き環境
結局どんな環境でも、本人が満足ならそれが最強な執筆環境ということになると思うのだが、自分の場合もこれ以上はないと思っている。
たとえば和文の文章書きのためのソフトウエアは、おそらく一太郎が最強で、もちろんIMEもATOKが最強である。そういう環境もありつつ、さらにはテキストエディタも、WZなど文章書きのことがよく考慮されて、しかも市販の商用のソフトウエアである点、これは一つ最強である。
オープンソースのものが主流なのかもしれないが、そういう物の場合は自分で構築して環境を用意する必要があるし、それを作成している側は何の責任も負わないので、たとえば不具合が生じても修正される保証もない。
書く環境には、そういうソフトウエアだけではダメで、ハード的な部分も必要である。ノートPCでも書く環境程度なら最低のスペックのものでも間に合うが、高いスペックのPCのほうがもちろん快適で、ノートPCに限ってはファン音も静かなので、作業に集中できたりもする。
キーボードもノートPCのそれでも十分とは思うが、HHKB、Realfoceを使っていて、これがまた一つ最強の環境の要素でもある。
キーボードは、重要である。紙と筆記具では、おそらくその最高峰が万年筆であるように、キーボードの最高峰はHHKBとRealforceである。
つまりは紙の環境ではペンに相当するものであるので、キーボードも良い物を選びたい。
他の部分ではモニターの見やすさなどもあるし、マウス操作のためのマウスもそれなりに良い物を選んだ方が作業の効率化の面では優位である。
その他
先日、初めて店頭でキムワイプが売られているのを見つけて、購入してみた。なるほど、ティッシュとは違い、丈夫で細かい屑などは出ないし、様々なものを拭ったりするのに都合が良い。
光沢のある物の指紋を拭うのには、トレシーなどの科学繊維、マイクロファイバーが一番良いと思っているが、このキムワイプでも中々良い結果が得られる。
ただし、レンズ拭きなどには、コーティングの関係には良くないとか、細かい傷が付く可能性があるという意見もあるようなので、あまり、それには今のところは使っていない。