今年2/10に発売された一太郎2022から、買い切り版のATOKが付属しなくなって、代わりにATOK Passportと1年間分ライセンスが付属している。
このATOK Passportの使用期間はきっかり1年間で、それを過ぎると使えなくなるらしいので、インストールした日によっては、次の一太郎、すなわち一太郎2023の発売日以前にライセンス期限を迎えることもありうる。
実際、自分も2023年2月9日にこの一太郎2022付属のライセンスは失効し、一太郎2023の発売日が2/10とのことなので、このままでいくと1日、ATOKが使えない日が生じてしまう。
1日くらい、Google日本語入力などで我慢することもできるので、そうしようかと考えていたのであるが、一太郎2023では、それに対応した販売ラインが整えられていた。
ATOKが使えない日が生じる可能性については、ちょうど1年前くらいに、次のように書いたとおりで、実際そうなる見込みである。(次の記事)
さて、来年2月10日に発売される一太郎2023は、通常のバージョンアップ版と、ATOKの年間パスポートユーザ優待版のラインが用意されることになった。
色々JustMyShopの記述を見てみると、通常のバージョンアップ版は、2023出荷日からのライセンス(7日分)が2023付属の1年間分に追加されて、その出荷日からの余裕分を使うことで、ライセンスの空白部分が補える見込みである。
自分の場合だと、発売日前に予約して発売日2/10に入手するよう手配しておけば、2/9でライセンスが期限を迎えたとしても、その日は出荷日以降の7日間に含まれると思うので、ずっと使い続けることができるという仕組。おそらく、購入予約時にその設定が更新されるのではないかと思う。
また、ATOK Passport年間プラン契約者優待版にすると、別途年間プランの契約をする必要がある(購入プロセスの中で契約手続をすることができるようである)が、こうすると年間プランのスタートが現行のPassportの有効期限に加えて1年間ということになるらしいので、この場合も当然、空白無くATOKを使い続けられることになると思われる。
すなわち、一応どちらの版を選んだとしても、自分の場合はATOKの空白を生じさせないことが可能となるようである。
だが一太郎2023を購入しない場合、もしくは少し間を置いて発売日以降に購入する場合は、別にATOK Passportの契約をしない限りは当然に期限の空白が生じてしまうのである。
少し複雑でわかりにくい面はあるが、続けて一太郎を購入していく場合は、一応ATOKも使い続けられるような配慮はされているようなので、その点は安心できることがわかった。
ではもう一点、通常のバージョンアップ版とATOK年間ユーザ優待版とでどっちを選んだ方が良いのか。ATOKの年間ユーザを契約するなら当然にその分の費用が求められるので、今後一太郎を購入する際に付属するATOKライセンスの分が無駄になるのではないかとも思っていたが、これはATOK優待版のほうが通常のバージョンアップ版より価格が安いという点で、そういう無駄感も解消される。
ただ、差額がぴったりATOK年間ライセンス分とは一致せず660円くらいの違いがあって、優待版のほうが少し安価である。一太郎2023プラチナの場合は、ATOKユーザ優待版だけJustNoteや追加のフォントが使えるようになるので、その機能差分も考えると、どっちにしろATOK Passportを今後もずっと使っていくのであれば、優待版のほうが良いのだろうと思える。プラチナでない一太郎では、機能差はないように見えるので、その場合はさほど差はないと思える。
結局、自分はどの版にするかは少々決めかねている状況ではあるが、Just Office 5がPersonal版としてJust Noteを含めて使えたりするのは魅力があるし、今回の2023では他にもJustPDFの新版が搭載されるなど、現行2022発売よりは良いインパクトがあるように感じている。