デビット決済

デビットカード決済という手段があることは知っていたが、実際今まで使ったことはなかった。それは銀行口座から自動的に引き落としになる支払方法として、銀行振込やクレジットカードがあるからであって、即時に口座から引き落とされるデビットを使わなければならない理由がないからでもあった。
少し前に口座のキャッシュカードがデビット付のものに変わったり、デビットを使うことでのキャンペーン類、特典のようなものもあるらしいということもあって、初めてネットでデビットを使ってみた。
使い方はクレジットカードと同じで、券面の番号や有効期限を入力するだけである。セキュリティコードを求められることもある。クレジットカードの場合はその際の決済分が利用月分まとまって翌月とかその次の月とかにまとめて請求され指定口座から引き落としになるわけだが、デビットの場合は決済認定されたその際に即口座から引き落としになる。基本的な違いはそこだけである。
クレジットカードは既に一般的な決済手段になっているが、デビットはまだ認知度が低いのか、ネットでの決済ではクレジットしか対応していないように記述されている場合が多い。店舗でも、デビット決済を告げるとJ-Debitという別の方法と勘違いされて未対応だと言われることもあるようで、普通にクレジット決済を行うつもりでデビット決済を行う方がスムーズであるようだ。
結果としては、クレジットカードと同様に決済が済むが、ネットでもやはり対応未対応があるようで、そこは少々不安はある。対応していないようであれば、別のブランドのデビットを使ったり、素直にクレジット決済を使うしかない。
また、口座情報確認のためなのか、利用時に同時に少額のデポジットのような引き去りが生じることもあるようだ。自分も利用明細を見ると11円の引き去りが同時にあって、これは手数料なのかと思い、これなら尚更デビットを使う利点はないと思ったが、結局は後で返金になるものらしい。
デビットはそれで確かにメリットはある。クレジットのように最初に審査がなく使えるようになり、すなわち未成年などでも使えるし、口座からすぐ引き落としになるので口座の残額以上に使いすぎることがないなどである。だが既にクレジットカードを所有していて、口座に十分に残額がある場合、どうしてもその場で引き去りを行ってもらいたいという理由はないので、クレジットカードがあるならあえてデビットの決済手段を使わなければならないという理由は他に思い当たらないのである。
そのサービスによりポイントの還元率が高いなどの事情があれば、確かにそれはまた別の理由にはなると思うが。