特に意識はしていなかったが、そういうページ表示速度を向上させるモジュールのようなものがあるらしく、これでページの表示速度を向上させるような、そういう機能があるらしいのである。
これが、XSERVER側で対応を終了したようで、この機能が無効化される改修があった。
XSERVERでは、それに相当する機能を備えているようで、この機能を活用することでおそらく同等の高速化が図れるようになっている。mod_pqgespeedの機能提供が廃止されたのも、このような同等の機能があるからなのかも知れない。
自分の領域には、NextCloudのフォルダの.htaccessにそのモジュールの記述があったらしく、これが自動的に修正されて無効化されているようだった。
当初、影響は特にないので問題はないと思っていたが、実際はそうでもない。そもそもその.htaccessは自分で書いたわけではないものなので、今後NextCloudのバージョンアップ作業に伴って再びその記述の入った.htaccessが置かれる可能性があって、毎回それを修正しなければならないかも知れないと思っていたら、やはりこれにまつわるトラブルが発生することになった。
この度24.0.5への更新作業時に、ダウンロードやバックアップが終了した後、エラーが発生して更新作業が停止。こういう場合、NextCloudはメンテナンスモードに入ったままになってしまうので、アクセスができなくなってしまう。
メンテナンスモードは、config.phpの該当部分を書き換えることで復旧し、更新のメッセージが出るのでクリックすると進行はして、とりあえずアップデートはできたらしいのであるが、更新後のチェックでは赤色文字のエラーが出てしまうようになった。
原因はおそらく、かの.htaccessにあるだろうと推察して調べてみるとやはり、pagespeedのモジュールの関係のようである。本来書き換えてはならないとされている部分が勝手に書き換えられたりしているせいであると思っている。
さらに、わかる範囲で調べてみると、エラーの要因は.htaccessのハッシュ値が正式なものではないということらしい。すなわち、XSERVERのモジュール対応終了に伴い、勝手に書き換えられたことによるものと思われる。
本来「ModPagespeed Off」となっている箇所が「#ModPagespeed Off」とコメントアウトされていることが原因だろうと思われる。
このコメントアウトを外せば元に戻るかと思いきや、そうしてみると今度はサーバ側がこの既に使えないモジュールに反応して500エラーとなり、サイトにアクセスできなくなってしまうという具合である。
すなわち、XSERVERの仕様に合うようにしようとすると、「#ModPagespeed Off」にしなければならず、そうしないと500エラーに陥る。
だが「#ModPagespeed Off」にすると、Nextcloudが用意して、決して書き換えるなと言っている部分に手を加えることになり、ハッシュ値が異なってしまうために、アップデート時にエラーが出たり、動作チェック時に赤文字に相当するエラー警告がされたりするようになるというわけで、結局どっちつかずの状態。
幸い、エラーが出ても何とか動作はしているわけであるが……。
一筋縄ではいかないようになってしまって難儀する。