PCの起動に始まって、電子メール受信や各種のWebサービス、そしてこのブログ人など、パーソナルコンピュータとインターネットを利用する限りにおいて、IDやパスワードとは切っても切れない縁がある。
各種のパスワードを全部同じにできるなら問題ないが、パスワードの規則もそれぞれ違い、それができないのと、同じパスワードを使うと危険性が高いことから、やはりたくさんのパスワードを管理しなければならない。
しかも、定期的に変更する必要もあり、稀だが変更できないサービスもあったりして、そうなると全て覚えておくなんて事は到底無理な話なのである。
自分はこれまで、定番のID Managerを使ってきた。機能的に、これだけあれば実用上申し分ない管理ソフトで、ユーザーも多い。この種のソフトには、データベースが暗号化されて保存されること、カテゴリ分けがきちんとできること、ランダムなパスワード作成機能が付属していること、フォームなどへの自動貼り付け機能があることなどを自分としての選択の条件としていて、そのような機能がきちんとそろっている一つがID Managerであったのだ。
先日、別のことを検索していて、KeePass Password Safeというオープンソースの同種ソフトに行き当たった。
自分がこの種の管理ソフトに求めたい機能が全て揃っているのに加え、パスワードの有効期限設定が容易であったり、それぞれの項目に添付ファイルが付けられたりすることなどから、これを使ってみることにした。
どうしてもこれでなければならないという本格的な理由が有るわけではないが、オープンソースソフトというものに何故か惹かれる要素がある。
KeePassは英語ソフトであるが、日本語化ファイルも用意されている。これで言語の切り換えを行うと、メニューなどが日本語になる。まだHelpは英語しかないが、使い方の基本的なところは特に難しいものではない。